混沌のセ・リーグは阪神&広島がV争いの軸 両チームのキーマンを飯田哲也氏が占う
4日、首位広島と2位阪神による首位攻防戦は広島が3-3の八回に一挙4点を奪って勝利。阪神はこのカードを2勝1敗と勝ち越したが、ヤクルトを破ったDeNAに代わり、広島に3ゲーム差の3位に転落した。
セ・リーグは現在、首位から最下位まで7ゲーム差の混戦模様。夏場を迎え、昨季1、2位の阪神と広島を軸に、熾烈な首位争いを繰り広げそうだ。
評論家の飯田哲也氏は「セの優勝争いは最後まで分からないですが……」と前置きした上で、「阪神のキーマンは近本光司(29)です」と、こう続ける。
「高い出塁率を誇り、足もある近本がしっかり機能するかどうか。今後、大山や佐藤輝が調子を上げていったとしても、近本が塁に出なければ、打線のつながりが生まれません。昨季と比べて大きく打撃を崩している様子は見受けられませんから、いずれ調子は上がってくるとは思います。ただ、その時期がいつになるかでしょう」
阪神はこの日、敗れはしたものの、近本が先頭で三塁打を放った九回に2点を返した。