巨人とDeNAは新助っ人獲得も阪神・岡田監督は補強に否定的…問われる虎フロントの育成力と組織力

公開日: 更新日:

 巨人が5月に新助っ人野手のヘルナンデスを獲得したのに続き、DeNAも5日、左打ちの内野手であるマイク・フォード(32=レッズ)と契約合意したと発表した。

 メジャー通算37本塁打のこの助っ人は、故障がちのオースティンのバックアップとともに、左肋骨の疲労骨折で登録抹消された筒香の穴埋めも期待されている。

 優勝を狙う2球団が補強に精を出す一方、全くの音無しなのが阪神だ。

 阪神の助っ人野手は、今季2年目を迎えるノイジーとミエセスが揃って不振。それも影響してか、チーム打率.222(4日現在)と歴史的な貧打にあえいでいる。

 先月行われた親会社・阪急阪神ホールディングスの株主総会では、株主から「なぜ、新外国人選手を補強しないのか。打てないノイジーとミエセスをなぜ、なんで使っているのか不思議でならない」と、批判を浴びた。

 谷本オーナー代行は「ノイジー、ミエセスにつきましては、まだまだ年齢が若い選手で可能性を秘めた選手であるという判断を監督、フロントともにしております。これからの活躍に期待していただければ」と、回答したが、今年28歳のミエセス、今年30歳のノイジーを若いとするのはいかにも無理がある。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」