なぜ巨人は後半開幕戦に「0勝6敗」の赤星優志を指名した? 阿部監督の「思惑」とは
巨人は後半戦開幕となる26日のDeNA戦で、今季0勝6敗の赤星優志(25)が先発する。
阿部慎之助監督(45)は「おまえ(赤星)が3勝か4勝したら優勝できる」と見通しを語っている。
前半戦は好投しながら白星に恵まれない試合もあった。期待値は高いのだが、エースの戸郷が7勝5敗、山﨑伊が7勝2敗、菅野が8勝2敗、グリフィンも二軍から6月に一軍に上がり4勝を挙げている。先発4人衆が盤石にもかかわらず、なぜ0勝の赤星が指名されたのか。さる巨人OBがこう言った。
「昨季も前半戦は未勝利ながら、8月以降に5勝をマーク。後半戦に強い特性を買われたのでしょう。それに、戸郷と山﨑伊は球宴に出場した疲労を考慮され、次の甲子園での阪神戦に回った。菅野は前半戦は6番目の順番で勝ち星を稼いでいただけに、相手がエース級の“開幕”に突っ込んで無理をさせたくない。現状は先発4人衆に続く5、6番目が課題で、赤星には勝って自信をつけさせたい。そんな思惑もあるようです」
■阿部監督は投手陣の酷使がV逸の原因と分析