なぜ?故障?ロッテ朗希の長期離脱にメジャー疑心暗鬼…スカウトが「一番困る」こと
「なぜ、こんなに時間がかかっているのか? ひょっとして、故障してるんじゃないか?」
メジャー球団の関係者たちが、クビをひねっている。
佐々木朗希(22=ロッテ)が、「右腕のコンディショニング不良」で登録を抹消されたのが去る6月13日。それから1カ月半が経つのに、いまだ復帰のメドが立たないうえ、今回が今季2度目の離脱なのだから、いったいどうしたのかと疑問に思うのは当然だ。
佐々木は去る20日、本拠地の日本ハム戦の前の練習に合流。首脳陣が見守る中、ブルペンで投球練習を行ったものの、翌日から再び二軍で調整している。
「ブルペンでピッチングをしたそうだから重症ではないだろうけど、肩か肘に不安を抱えているのかもしれない。本人は人一倍、故障に関してナーバス。少しでも不安があるようなら、実戦では投げないだろうから」と、ア・リーグのスカウトがこう続ける。
「ストレートの球速は開幕から160キロに満たなかった。オフのメジャー挑戦を見越して、あえて出力を落としているのかと思ったら、キャンプから調子自体が良くなかったと聞いた。メカニズムの問題なのかはわかりませんが、本人が不調を自覚していたらしい。なのにソフトバンクや日本ハムに打ち込まれると、リベンジとばかり160キロ超のストレートを連発。状態が万全でないにもかかわらず、必要以上に力を入れた反動が出たんじゃないかと思いますね」