日本ハム新庄監督は続投する?しない? 目下2位と大健闘でも決まらない複雑事情
日本ハムの新庄剛志監督(52)は、「契約は1年ずつ」と話しているが、実際は当初から3年間は立場が保証されていたともっぱら。どちらにせよ、今季が就任3年目。シーズン終了後に来季も続投か、契約満了で退団かに注目が集まっている。
地元放送局関係者は「今のチーム状態ならば続投するのではないか」とこう続ける。
「2年連続最下位からAクラス入りはお手柄ですからね。27日現在2位。3位に転落しても、チームを立て直してAクラスに浮上したことには変わりない。2021年オフに就任した時から『目標は優勝』と話しており、『来季にリベンジする!』と言えば、続投に賛同する者が多いはず。そもそも、日本ハムのCS出場は18年が最後。球団も、6年ぶりにチームをCSに導いた指揮官は切れませんよ。切ったらファンの反響が怖い」
一方、日本ハムOBは続投に懐疑的だ。
「球団は続投が基本路線らしいが、新庄監督から退団を申し出た場合は話は別です。確かに今季は結果を出し、育成手腕も評価されている。ただ、優勝は簡単ではないし、来季順位を落とそうものなら、『新庄監督では優勝は無理』などとバッシングの声が噴出しかねない。ある意味、辞めるにはちょうど良いタイミングでしょう。新庄監督は気まぐれで飽きっぽい面もあるが、不義理はしない。3年契約を全うしたならば、そこで退団しても義理を欠いたことにはなりませんからね。球団も新庄監督に辞意があれば、無理に引き留めないと聞いている」