中日「立浪監督続投」なら過去最大級の主力流出危機に…左腕・小笠原はメジャー挑戦濃厚

公開日: 更新日:

メジャーのスカウトが続々来日、小笠原をマーク

 昨28日のバンテリンドームのネット裏には、米国から足を運んだメジャースカウトたちの姿があった。

 去る16日の阪神戦で打球が左肘を直撃、1回1失点で降板した中日小笠原慎之介(26)の投球を改めてチェックするためだ。

「メジャーの評価は先発4、5番手。速球の球速は140キロ台後半と特筆すべきものではないが、コントロールがそこそこ良いうえに、何よりタテに大きく割れるカーブがある。打者のアッパースイングが全盛のメジャーで武器になるのは、高めの速球と落差の大きなカーブですからね。4年総額77億円の今永(カブス)に比べれば落ちますが、需要のある左腕で、なおかつ今永の活躍も追い風になっている。打球が当たった左肘もまったく問題ないでしょう」(ア・リーグのスカウト)

松井裕樹と同じ代理人

 メジャー側が「今オフにポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦は確実」とみているのは、本人のメジャー志向が強いうえ、球団側も容認するという情報を得ているからだろう。ア・リーグの別のスカウトはこう言った。

「わざわざ来日したスカウトは、同様にポスティングによるメジャー挑戦が確実視される佐々木朗希(22=ロッテ)と小笠原を主にチェックしています。同僚は15日に北海道で佐々木を見たら打球が左足を直撃して二回途中で降板、翌16日に名古屋でチェックした小笠原も打球を左肘に当てて緊急降板。運悪く2人とも本来の投球を見られず、いったん帰国してから改めて来日しました。なので30日に先発予定の佐々木もチェックするといいます。小笠原の代理人は、松井裕樹(パドレス)と同じWME社のブライアン・ミニティが務めると聞いたし、これから9月にかけてメジャーの球団幹部も続々と来日します。水面下では激しい争奪戦が繰り広げられますよ」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  2. 2

    「高額療養費」負担引き上げ、患者の“治療諦め”で医療費2270億円削減…厚労省のトンデモ試算にSNS大炎上

  3. 3

    萩原健一(6)美人で細身、しかもボイン…いしだあゆみにはショーケンが好む必須条件が揃っていた

  4. 4

    おすぎの次はマツコ? 視聴者からは以前から指摘も…「膝に座らされて」フジ元アナ長谷川豊氏の恨み節

  5. 5

    “年収2億円以下”マツコ・デラックスが大女優の事務所に電撃移籍? 事務所社長の“使い込み疑惑”にショック

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    僕に激昂した闘将・星野監督はトレーナー室のドアを蹴破らんばかりの勢いで入ってきて…

  3. 8

    日本にむしろ逆風…卓球王国中国で相次ぐトップ選手の世界ランキング離脱と進む世代交代

  4. 9

    「(来季の去就は)マコト以外は全員白紙や!」星野監督が全員の前で放った言葉を意気に感じた

  5. 10

    迷走するワークマン…プロ向けに回帰も業界では地位低下、業績回復には厳しい道のり