西武・金子侑司が引退発表…ミタパンを虜にした“イケメン六刀流”外野手が明かしていた仰天特異能力
34歳、引退するには早いという声もある。
昨1日、西武の金子侑司が今季限りでの引退を発表。本人は「ライオンズで過ごした12年間は夢のような楽しい時間でした」とコメントを出し、渡辺GM代行も「守備は一級品ですし、足もあってファンの皆さんを魅了する華のあるプレーが印象的でした」と、その引退を惜しんだ。
立命館大から2012年ドラフト3位で入団。50㍍5秒7の俊足で、1年目の13年から8年連続で2ケタ盗塁をマーク、16年には53個、19年には41個で盗塁王のタイトルを2度獲得した。打撃は16年に129試合で打率.272がキャリアハイだが、俊足を生かした外野守備と球際の強さには定評があり、何度もチームのピンチを救った。
「アマチュア時代は外野の素人だったというのだから驚きです」
と、球団OBがこう振り返る。
「立命館宇治高、立命大では遊撃一本。外野は大学時代に何試合か守ったことがある、という程度だった。西武に入団して数年は二塁、三塁、遊撃、右翼と便利屋のごとく扱われていたが、身体能力は高い一方で送球に難があり、遊撃に定着できなかった要因のひとつ。これが、結果的に外野転向を後押し、功を奏する形になった」