新人王射程圏も…武内夏暉をぶっ壊す西武の底なし貧打…「1試合援護2点以下」今季18試合わずか29点
敵は身内にあり、だ。
西武のドラ1ルーキー、武内夏暉(23)が8日の楽天戦に先発し、7回2失点で今季5敗目(7勝)を喫した。
武内は今季パの新人王候補筆頭。8月は5回6失点が2度と疲労もあるだろうが、規定投球回数未満ながら18試合、122.1イニングで防御率2.35は3位相当の好成績だ。勝ち星こそ伸ばせていないものの、断トツ最下位のチームの成績から見れば立派なもの。新人王に一番近い選手であるのは確かだ。
しかし、援護点が乏しすぎれば、武内自身が潰れかねない。今季は18試合で援護点はわずか29点。1試合2点以下である。
さらに7勝中5勝は投球回数に関わらず無失点に抑えたもので、残り2勝も7回1失点、7回途中1失点。点を取られても勝ち投手になれたのはその2試合しかない。一方で7回2失点、8回1失点に抑えながら負け投手になったこともある。いかに苦しい投球を強いられているかがよくわかる。2失点、3失点では勝てず、「失点自体が許されない」と気負えば、疲労も倍だ。