日本ハム優良2助っ人が流出危機…新庄監督まさかの「公開残留要請」、オリ&西武が調査か

公開日: 更新日:

 まさか、の「お願い」だった。昨29日の本拠地最終戦。日本ハム新庄剛志監督(52)の勇退宣言が飛び出すのでは……と気を揉むファンが固唾をのむ中、試合後のセレモニーで指揮官は「みなさんにお願いがあります」とこう切り出した。

「来年、レイエスとマルティネス、ファイターズのユニホームを着て欲しくないですか? よそのチームのユニホームは似合わないですよね? みなさん、『どこも行かないで運動』を始めてください!」

 2年連続の最下位から2位に躍進した今季、入団1年目のレイエスは打率.291、25本塁打、64打点。2018年に中日入りし、今季が日本ハム入団2年目のマルティネスは.240、13本塁打、57打点と6年ぶりのCS進出に大きく貢献。新庄監督がわざわざ、本拠地最終戦の挨拶でこの2人の助っ人の去就に触れたのは、流出する可能性があるからだ。

「22年オフに中日から加入したマルティネスもレイエスともに単年契約です。本人も残留を希望しているマルティネスの契約延長は確実視されている一方、パワーと確実性を兼ね備えているレイエスは日本の複数球団が獲得を狙っている。開幕当初こそ日本の投手に苦しみましたが、8月は打率.403、8本塁打、23打点と爆発。9月も.321、9本塁打、19打点と来季はさらなる上積みが期待できますから。オリックス西武などが水面下で調査をしていると聞いています。年俸1億円プラス出来高という今季の条件からかなりのアップが必要でしょうけど、米球界から新助っ人を連れてくるより、はるかに計算ができる。条件の勝負になれば、日本ハムが有利とは言えませんから」(球団OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    大谷に懸念される「エポックメーキングの反動」…イチロー、カブレラもポストシーズンで苦しんだ

  2. 2

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  3. 3

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  4. 4

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か

  5. 5

    阿部巨人が《もっともビビる》阪神投手の復帰でCS戦々恐々…Gナインに根付く苦手意識

  1. 6

    阪神・大山悠輔を絶不調に変えた根本原因…良かれと取り組んだオフの肉体改造が裏目

  2. 7

    中日「立浪退任」&西武「松井休業」で露呈…プロ野球監督人事「ビジョンなきスター頼みの危うさ」

  3. 8

    大谷ファンの審判は数多い あいさつ欠かさず、塁上での談笑や握手で懐柔されている

  4. 9

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10

    巨人阿部監督の《大した肝っ玉》…大一番で不振の山﨑伊織を“あえて投入”は《原前監督ならしない》

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中日「立浪退任」&西武「松井休業」で露呈…プロ野球監督人事「ビジョンなきスター頼みの危うさ」

  2. 2

    日本で時代劇がオワコン化した「3つの理由」…故・松方弘樹が時代考証までやっていた

  3. 3

    巨人阿部監督の《大した肝っ玉》…大一番で不振の山﨑伊織を“あえて投入”は《原前監督ならしない》

  4. 4

    なぜ阪神・岡田監督は大炎上しないのか…パワハラ要素含む「昭和流采配」でも意外すぎる支持

  5. 5

    阿部巨人V奪還を手繰り寄せる“陰の仕事人” ファームで投手を「魔改造」、エース戸郷も菅野も心酔中

  1. 6

    巨人阿部監督が就任1年目V目前だから…「2人だけの秘密」明かします【巨人元バッテリーコーチ秦真司氏が証言】

  2. 7

    愛娘の元彼・羽賀を“希代のワル”と見抜いた梅宮辰夫の慧眼

  3. 8

    中日「ポスト立浪」に《古参OB》の名前が浮上!「チームをもっとも把握」との評判も

  4. 9

    袴田巌さんの「再審無罪判決」で傍聴マニアがザワついた検事の名前と陸山会事件

  5. 10

    永瀬廉と佐久間大介が高評価なのに…相葉雅紀が本格進出した声優業でダメ出しされるワケ