日本ハムCSファイナル進出!新庄監督の奇策連発ことごとく的中でノリノリ、勢いマシマシ
この男は誰にも止められないし、止まらない──。
昨14日、新庄剛志監督(52)が率いる日本ハムがロッテを下し、CSファイナルステージ進出が決定。初戦黒星からの逆転2連勝とあって、3万7000人で埋まった超満員のエスコンフィールドは沸きに沸いたが、選手の活躍以上に光ったのが指揮官のタクトである。
この日は2-2と同点の五回2死から先発の北山に代えて、まさかの守護神・田中正を投入。4番ソトから空振り三振を奪うと、回またぎの六回も三者凡退に抑えた。田中はこれで降板と思いきや、七回のマウンドにも上がり、先頭打者を凡退に打ち取り、ロッテの反撃ムードを断ち切った。
さらに3点リードの九回には39歳のベテラン宮西をマウンドに送り出したのだから、ファンも驚くことしきり。宮西自身、「いきなり言われてびっくりした」と話しつつも、3人で抑え、CSファイナルへの切符を掴んだ。
13日も先発投手の山崎福をリリーフで起用するなど、CSでは奇策を連発。新庄監督は試合後、「感動させるのも監督の仕事」と、してやったりである。