阿部巨人は“今季0勝”田中将大の復活に勝算あり…絶大な信頼を置く敏腕コーチの「魔改造」

公開日: 更新日:

 マー君が東京にやって来る──。

 巨人楽天を自由契約になった田中将大(36)を獲得することが、16日までに決定的となった。

 巨人からのオファーに対し、田中が入団の意思を伝えたとみられる。今季15勝3敗の菅野が海外FA権を行使してメジャー挑戦。その穴埋めとしてソフトバンクからFA宣言した石川の獲得に動いたものの、5球団の争奪戦の末、ロッテに敗れた。

 巨人はこの日、中日の絶対的守護神ライデル・マルティネス(28)の獲得を発表したが、何より先発投手の補強が最重要課題だった。移籍先が決まらなかった日米通算197勝のベテラン右腕に白羽の矢を立てた格好だ。

 救いの手を差し伸べたのは、球団に獲得を強く要望したという阿部慎之助監督(45)である。現役時代の2013年のWBCなどで侍ジャパンのチームメートとしてバッテリー組んだ間柄だが、さる球界関係者がこう言った。

「阿部監督が優勝旅行先のハワイで『(菅野流出で)投手のチームリーダーがいなくなる。(田中は)実績があるし、うちは若い投手が多いから、そういう面でも必要』と言ったことがスポーツ紙で一斉に報じられている。とはいえ、さすがの阿部監督も、今季0勝の田中に15勝3敗の菅野の代役を期待しているわけではないでしょう。他球団は『原前監督時代の何でも欲しがる巨人に戻っちゃった感じ』と失笑しているが、実際は救いの手を差し伸べたという方が正しい。もちろん、復活へのアシストは可能と考えている。投手の再生にたけた久保康生巡回投手コーチ(66)の手腕に信頼を置いているからです」 

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「争奪戦」から降りた球団の言い分とは? たった10億円超で手に入る金の卵なのに

  2. 2

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  3. 3

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  4. 4

    ソフトバンクOB指摘 甲斐拓也の巨人移籍が「結果的にプラスになる」理由…《戦力激減で大打撃、という見方は違う》

  5. 5

    巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  2. 7

    上沢直之がソフトバンクを選んだ納得の理由 「4年8億円」に対し日本ハムは単年提示だった?

  3. 8

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  4. 9

    メジャーで人気沸騰も菅野智之に致命的“欠点”… 巨人関係者が不安視する「野手をウンザリさせてきた悪癖」

  5. 10

    中日・柳裕也まで来オフ流出危機…異例すぎるFA権取得前年の大幅ダウンで小笠原、福谷に続くか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    二宮和也「ブス発言」と中居正広「指差し高笑い」の“イジリ”のダサさ…中高年になっても若い時のまま

  2. 2

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  3. 3

    巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」

  4. 4

    中居正広が地上波テレビから消える?「女性トラブルで“示談金”9000万円」報道の深刻度

  5. 5

    大阪万博チケットさっぱり売れず…1100万枚完売しないと赤字に、損益分岐点1840万枚なのに販売済み約744万枚

  1. 6

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  2. 7

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  3. 8

    上沢直之がソフトバンクを選んだ納得の理由 「4年8億円」に対し日本ハムは単年提示だった?

  4. 9

    佐々木朗希「争奪戦」から降りた球団の言い分とは? たった10億円超で手に入る金の卵なのに

  5. 10

    3Aでもボロボロ…藤浪晋太郎の活路を開くのは阪神復帰か? 日本ハム、オリックス移籍か