巨人入り田中将大「あと3勝」に立ちはだかる阿部監督の“公平判断"…《無条件に先発確約はない》との見立て

公開日: 更新日:

 楽天から自由契約になって約1カ月、田中将大(36)の巨人入団が正式発表された。

 右肘のクリーニング手術の影響で今季の一軍登板はわずかに1試合。日米通算197勝右腕も、2021年の楽天復帰後は4年間で20勝33敗と結果が伴わなかった。

 減額制限を大きく超える年俸を提示した楽天と決裂。自ら自由契約を選択して退団したものの、獲得に名乗りを上げる球団は現れなかった。

「そこに巨人が救いの手を差し伸べた。阿部慎之助監督が球団に強く獲得を望んだといわれていますが、とはいえです。阿部監督は通算197勝のマー君の実績に敬意は見せても、特別扱いはしないはず。監督就任1年目の今季も調子の上がらない坂本勇人に二軍再調整を指示し、実行しなかったとはいえ主砲の岡本和真の4番からの降格も検討したほどです。楽天復帰後のマー君の状態を考えても無条件に先発の座を確約することはないでしょう。メジャー移籍の決まった菅野智之が抜けるとはいえ、堀田賢慎や横川凱ら先発ローテを狙う若手も控えている。競争を求めるだろうし、逆にそうしなければ選手も納得できない。余計な火種を生むことになりかねませんから」(巨人OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「争奪戦」から降りた球団の言い分とは? たった10億円超で手に入る金の卵なのに

  2. 2

    佐々木朗希はカネにも執着か…チーム力は度外視、4球団との面談で見えてきた"共通項”

  3. 3

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  4. 4

    巨人元バッテリーコーチがFA甲斐拓也獲得を悲観…「人的補償で未来の大切な戦力を失いかねない」

  5. 5

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  1. 6

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    上沢直之がソフトバンクを選んだ納得の理由 「4年8億円」に対し日本ハムは単年提示だった?

  4. 9

    ソフトバンクOB指摘 甲斐拓也の巨人移籍が「結果的にプラスになる」理由…《戦力激減で大打撃、という見方は違う》

  5. 10

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “懲罰二軍落ち”阪神・佐藤輝明に「藤浪化」の危険すぎる兆候…今が飛躍か凋落かの分水嶺

  2. 2

    豊昇龍にも“綱とりの権利”はあるが…協会に「双羽黒のトラウマ」、素行や人間性も厳しくチェック

  3. 3

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  5. 5

    佐々木朗希はカネにも執着か…チーム力は度外視、4球団との面談で見えてきた"共通項”

  1. 6

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 7

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 8

    斎藤元彦知事は“無双”から絶体絶命に…公選法違反疑惑で刑事告発した上脇教授と郷原弁護士に聞いた

  4. 9

    上沢直之がソフトバンクを選んだ納得の理由 「4年8億円」に対し日本ハムは単年提示だった?

  5. 10

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”