強欲止まらない“悪の帝国”ドジャースが今度はヤクルト村上宗隆を狙う!すでに獲得準備の怪情報

公開日: 更新日:

 次は日本の三冠王だという。

 今オフだけでも、佐々木朗希(23)にサイ・ヤング賞2度の左腕ブレイク・スネル(32)、リリーフのタナー・スコット(30)、ブレイク・トライネン(36)ら主力級を次々に補強しているドジャース。投じた費用は707億円に達し、米メディアに「悪の帝国」と批判されている。

 なるほど、昨年は大谷翔平(30)を10年1000億円超という天文学的な条件で獲得、山本由伸(26)にも12年455億円を費やし、ここ2年で使った補強費は実に2000億円以上。しかも、そのうち1500億円以上を後払いにし、あからさまな“ぜいたく税逃れ”の契約を連発しているのだから、「悪の帝国」と言われるにふさわしい状況ではある。

■2年前から異例の4人態勢で視察

「そのドジャースがすでに獲得への準備を進めているのが、今季終了後にポスティングシステムによるメジャー挑戦が決定しているヤクルトの村上(宗隆=24)です。数年前からスカウトがマークを続けていて、前回のWBCがあった2023年には、2月に侍ジャパンが合宿を行っていた宮崎に、フリードマン編成本部長、ディーブル環太平洋スカウト部長らがわざわざ来訪。異例の幹部4人態勢で、当時オリックスの山本、ロッテの佐々木だけでなく、村上も視察している。フリードマン編成本部長は、『特定の選手の名前は挙げられないが』と言いつつ、村上のことを聞かれて『スカウトはもう何年も見ている。才能が大きく、ここ数年でサードの守備力が向上しているとのスカウティングリポートも届いている』とつぶさにチェックしていることを認めていた。三塁の長距離砲はチームの補強ポイントとも合致します」(ロス在住のスポーツライター)

 大谷、ムーキー・ベッツ(32)、フレディ・フリーマン(35)と3人のMVP選手を擁する打線はメジャーでも屈指の破壊力を誇るものの、マックス・マンシー(34)が守る三塁は数少ないウイークポイントとされる。23年に三塁手で124試合に出場し、リーグワーストの16失策を記録した守備に大きな不安を抱えるうえ、昨季は右脇腹を痛めて73試合の出場にとどまった。シーズン30本塁打以上を4度マークするなど通算195本塁打の長打力は健在ながら、22年は打率.196で141三振、23年は打率.212で153三振。安定感に欠けるそのマンシーの契約は今季で切れ、26年シーズンは契約延長するか、リリースするかの選択権を球団が持つオプションがついている。今季終了後に村上を迎える状況が整っているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    生島ヒロシが“一発アウト”なら「パーソナリティー一斉退場」の声も…“不適切画像”送信降板とTBSラジオの現状

  2. 2

    東野幸治とハライチが春の番組改編で大ピンチ…松本人志、中居正広のスキャンダルでトバッチリ

  3. 3

    『いままでありがとうございました』

  4. 4

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 5

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 8

    中居正広「華麗なる女性遍歴」とその裏にあるTV局との蜜月…ネットには「ジャニーさんの亡霊」の声も

  4. 9

    フジテレビ問題が小池都政に飛び火! 東京都には数々の「日枝案件」…都議会で追及の的に

  5. 10

    フジテレビは日枝久氏を切れないのか? 取締役会で「辞任」に言及なし、トップ居座り決定