152キロ計測に三木谷オーナー絶賛で…楽天・辰己涼介ブルペン御前登板でメジャー遠のく
1月の契約更改で「二刀流をやりたい。冗談ではなく、マジでやりたい」とブチ上げた楽天の辰己涼介(28)が7日、本当に投手としてブルペン入りした。
三木谷オーナー(59)や石井GMが見守る中、なぜかチームの先輩である岸のユニホームを身にまとって、7球の投げ込み。野手投げだったが、MAX152キロと本業並の球速を披露した。
もっとも、石井GMは「不合格。4球肩だった」とバッサリ。二刀流プランはわずか7球でご破算となりそうだが、そんな辰己のパフォーマンスに目を細めていたのが、三木谷オーナーだ。
リップサービスもあるにせよ、報道陣に「明日は(新聞の)1面かな」と笑顔。「152キロはすごい。辰己くんもファン思いなので、よかった」と満足げだった。
もっとも、辰己にとって今回の“御前投球”が裏目に出るかもしれない。辰己は昨オフの契約更改の席上、今オフのポスティングでのメジャー移籍を直訴。順調なら今季中に国内FA、2年後の27年オフに海外FAを取得するが、1年でも早く海を渡りたいと考えている。