来春WBC内定第1号に阪神・大山悠輔が極めて濃厚な根拠…“タダでは貸さない”藤川監督の圧力も
虎の主砲が緊急参戦だ。
侍ジャパンの阪神・大山悠輔(30)が昨5日に行われたオランダとの強化試合に「5番・一塁」で出場。2打数無安打1四球だった。
阪神からは大山の他に佐藤輝、石井も選ばれた。開幕前の大事な時期に主力3選手を快く送り出した阪神の藤川球児監督(44)だが、一方で侍ジャパンの井端弘和監督(49)に対し、こうクギを刺しているのだ。
「今回の場合は来年(3月)のWBC本大会に選んでくれるものだと思って3名を出している。約束事だと思っています」
特に大山は特別だと、さらにこう強調した。
「FAで残ってもらったばかりのすごく大事な選手。その選手をこの時期にということは、本大会に選んでくれるものだと判断します」
さる球界関係者がこう言った。
「当初、阪神からオランダ戦の招集は、中継ぎ投手の石井だけの予定だった。それが、他球団の野手に辞退者が相次いだことで、まず佐藤輝が呼ばれ、代表メンバー発表の直前となるキャンプ中に主砲の大山にも追加で声がかかった。球児監督も代表に協力を惜しまない姿勢ではあるが、若手中心の今回の侍に、佐藤輝に30歳の大山まで追加招集されたことに、少なからず不信感や不公平感があるようです。井端監督にしても、大山の招集はさすがに申し訳ないと思っているようで、阪神の4番のプライドも考慮して、球児監督に言われなくても、WBCのメンバーに選ぶ可能性は高そうです」