末期の肝硬変を告白…林葉直子の孤独と偏食、壮絶人生
また、新著「遺言―最後の食卓」(中央公論新社)の中では、〈病気で食後の薬が8種類くらいあり、固いものを食べると歯茎から出血。腰が痛くて正座もできないし、塩分制限があるので食べられるものも限られる〉といった闘病生活を紹介。
不倫が原因で大量飲酒に走ったとし、〈赤いバラをもらったこともある。「ありがとう」と言われたこともある。でも、それは子どもを堕(お)ろした日〉〈その後も、避妊する様子がなく、私もそれは言い出せなかった。だって、向こうは大先生なのだ〉と赤裸々に明かした。
10代から林葉を知る将棋関係者はこう言う。
「不倫騒動後に破滅型になった印象。将棋界では元祖アイドルとして可愛がられてきた。不倫騒動で“追放”されたときも、かばう声や復帰を後押しする声もあったくらい。ただ、10年以上経った今は、ほとんどの人が交流を絶っていると思います」
別の関係者も言う。
「林葉は強かったし、切り替えが早くサバサバした性格だったけど、男からの嫉妬もあった。ストレスは相当だったはず。地元のラジオに出演するなどタレント活動もしていたから、スケジュールもキツキツで、相当疲弊していたのでしょう。確かに酒豪だったが、表面が唐辛子で真っ赤なうどんを好んで食べたり、激辛30倍なんてカレーも平気でした。食事の嗜好(しこう)はかなり変わっていて心配していました」