暑苦しすぎて面白い 深夜ドラマ「アオイホノオ」に絶賛の声

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 テレビ東京の連続ドラマ「アオイホノオ」(金曜深夜24時12分~)は暑苦しい。暑苦しすぎて笑える。コラムニストの桧山珠美氏も「今期ドラマの中では一番の拾い物」と絶賛だ。

 原作者の漫画家、島本和彦の自伝的な学園コメディーで、舞台は80年代初頭の大阪芸術大。柳楽優弥(24)が演じる主人公の焔モユル(=島本和彦)の同級生には、後に「新世紀ヱヴァンゲリオン」を監督する庵野秀明安田顕)や、アニメ会社「ガイナックス」の社長になる山賀博之(ムロツヨシ)らがいた。

「最近のしたり顔の草食男子と違って、当時の若者って『俺って才能がある』なんて根拠のない自信を持っていて、妙に暑苦しいでしょ。熱血であればあるほどこっけいで笑えてしまうんですが、柳楽クンは何か吹っ切れた感じで、ノリノリで熱血キャラを演じている。安田さんも、ムロさんも40歳前後なのに平然と大学生を演じている。いいオッサンなのに、力業で押し切って大学生に見せています。ドラマにはリアリティーが必要、なんて最近の風潮を無視している。下手に媚びないところがいいですね」(桧山氏)

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