ヤラセ、取材無許可、誤表記…TBS“不祥事続き”の裏事情
TBSの不祥事が止まらない。14日、先月28日放送の「水トク!激闘大家族スペシャル 17歳で産んだ我が娘が17歳でまさかの妊娠…」で、本来は「再現」と明記すべきところをテロップに出さず、不適切な演出があったと番組公式サイトで謝罪した。
TBSはこの数日前に先月28日のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」で放送した100円ショップの福袋について、事実が違ったことを翌週の番組内で謝罪したばかり。「1つも売れなかった」と紹介した福袋10袋は実際には完売しており、店名も誤表記。さらに、同店や運営会社に取材もせず、許可も得ずに放送していた。ある制作会社関係者が言う。
「ゴールやオチありきの企画は当たり前で、その流れを妨げる不都合な事実には目をつぶることはよくある。編集段階で『こういう展開にした方が面白い』となって、当初の企画とはまるで違う流れになることも。出演者や関係者の了解を得ていれば問題にはなりませんが、こういう編集作業は放送日ギリギリまで徹夜で行うので、黙って流してしまうことも多い。ただ、今回の『水曜日の――』のように取材許可を取るのは最低限のルール。そこまで省くのは、普通は怖くてできません」