バンビーノ 日本語いらずコント「ダンソン」で世界進出の野望
昨年10月、コント芸のナンバーワンを決める「キングオブコントLIVE」に出演し、ネタを披露した瞬間からネットを話題騒然とさせたコンビがバンビーノ。あっという間にヤフー!の検索ワードランキングで1位を獲得し、「もう一度見たい」「あのダンスと呪文が頭から離れない」と評判になった。
その呪文「ダンソン! ピーザキー! トゥーザティーサザコッサ」は今、「ラッスンゴレライ」と並んで中高生を中心に大人気。ネット上には彼らを真似た一般人の「ダンソン動画」があふれている。そのネタは、「昔々、ジャングルの奥地にダンシング・フィッソン族という民族がいた」というナレーションで始まるコント。ヤリやオノでは動物を狩れないとみた原始人が「ダンソン!」という謎の呪文を発し、前後にリズムを取りながらダンスをする。するとその謎の呪文とダンスに誘われた動物が近づいた隙に、無事捕獲するというもの。日本語は最初のナレーションだけという前代未聞のコントなのだ。
「彼らの目標は『世界に通用するコント』で、日本語に縛られない『ダンソン』もその一環です。狩人役の石山は、ブラジルにサッカー留学したこともあり、ポルトガル語ができるうえ、大卒で英語の教員免状を持っている。相方の藤田(同左)は落語家の桂きん枝の甥で、留学経験はないがイタリア料理店の料理人。当然、イタリア語の知識はある。目線の先に世界があるスケールの大きなコンビです」(芸能関係者)