山田優、辻希美…生き残り賭けたママタレたちの“炎上戦略”
最近、「ママタレ」たちのブログの話題が目立つ。山田優のピンクヘアや辻希美の味噌汁の作り方などを巡り賛否両論が巻き起こっている。ネット時代ならではの現象だが、タレントにとって論争になることは想定内だったと思う。
タレントのブログは話題にならないと意味がない。日常の平凡な生活の様子を発信しても、ファン以外はそう関心を持たない。母親になったばかりの山田がピンク色に髪を染めたことで、「凄い」「変よ」と口コミで広がり、好奇心から新たにブログを見る人が増える。ブロガーの狙いとするところでもある。
それには話題になるようなネタを提供するのが一番手っ取り早い。大きな話題には必ず「批判」というリスクが伴う。それが今回、騒動に発展した背景だ。
芸能界は「シーソー」に例えられる。公園にあるシーソーは左右の重さが一致すると平衡が取れる。芸能人に例えれば、右がファン、左がアンチファン。どんな芸能人でも右側をファンで埋めることは不可能であり、逆にアンチファンで左側が埋まることもない。これを右に左に傾いたりしながら、バランスを取っていく。味方半分・敵半分の理想のバランスを取ることで芸能人として安定感が出るとの見方である。