台湾で大暴れ 隆大介の酒グセ知る関係者「やっぱりやったか」

公開日: 更新日:

「やっぱりやったか」――演劇関係者からはこんな声が聞こえてきた。

 隆大介(58)が台湾の空港で酒の勢いで大暴れした一件だ。もともとは「演劇界の東大」ともいわれる無名塾の1期生で、黒沢明の「影武者」にも出演していた“大物新人”だった。

「どれほど期待されていたか、それは芸名にも表れています。名字の『隆』は無名塾を主宰する仲代達矢の妻・宮崎恭子の筆名『隆巴』から一字もらい、『大介』は仲代の出世作『人間の條件』で仲代が演じた『梶大介』から取ったもの。仲代ばかりか、当事の演劇界の期待を一身に背負ってデビューしたのです」(演劇界事情通)

 しかし、「影武者」でこそブルーリボン賞新人賞を受賞(1980年)したが、その後は徐々に単発ドラマの脇役などに回ることが多くなっていた。その理由は――。

「感情の起伏が激しい上、酒癖が悪く、演劇仲間からも徐々に遠ざけられるようになっていたのです。売れっ子だったのは、90年代までで、2000年代に入ると完全に脇役扱いされていましたね」(前出の事情通)

 それだけに昨年のNHK大河「軍師官兵衛」に起用された際は、「酒癖は直ったのか」と思った関係者が多かったという。しかし、実際は台湾の一件が示すとおりだった。

 主役から脇役、そして仕事はポツポツ。今後の隆にはさらに厳しい現実が待っている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  3. 3

    元フジテレビ長谷川豊アナが“おすぎ上納”告白で実名…佐々木恭子アナは災難か自業自得か

  4. 4

    フジテレビに「女優を預けられない」大手プロが出演拒否…中居正広の女性トラブルで“蜜月関係”終わりの動き

  5. 5

    フジテレビ騒動で蒸し返される…“早期退職アナ”佐藤里佳さん苦言《役員の好みで採用》が話題

  1. 6

    "家族総出"で話題の長渕剛「桜島ライブ」延期と引退報道…ファンからは《あの問題説明して》と懇願

  2. 7

    若林志穂さん「生活保護受給」をXで明かす…性被害告発時のアンチ減り、共感者続出のワケ

  3. 8

    中居正広は「地雷を踏んだ」のか…フジテレビに色濃く残る“上納体質”六本木『港会』の存在

  4. 9

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 10

    フジ・メディアHD経営刷新委に吉田真貴子氏の名前…"高級和牛ステーキ接待"で辞職→天下り疑惑の元総務官僚

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ビートたけし「俺なんか悪いことばっかりしたけど…」 松本人志&中居正広に語っていた自身の“引き際”

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    「二刀流」大谷翔平と「記録」にこだわったイチロー…天才2人の決定的な差異

  4. 4

    中居正広氏は37年で築いた資産喪失の瀬戸際…不動産複数所有で倹約家も「違約金+α」の脅威

  5. 5

    フジテレビにとって“CMスポンサー撤退”より危険な「致命的リスク」とは? 企業危機管理の専門家がズバリ

  1. 6

    “天皇”日枝久氏しか知らない「ジャニーズ圧力」「メリーの激昂電話」 フジテレビは今こそ全容解明を

  2. 7

    橋本環奈『おむすび』はNHK朝ドラ視聴率ワーストほぼ確定…“パワハラ疑惑報道”が致命傷に

  3. 8

    巨人の50億円助っ人マルティネス 真面目でお人よしなだけに深刻な「2つの重圧」

  4. 9

    “かつての名門”武蔵の長期低落の深刻度…学習塾「鉄緑会」の指定校から外れたことも逆風に

  5. 10

    リアル店舗にこだわり続けるホビーショップ 経営危機からのV字回復は「脱 安売り」だった