MCもゲストも好き勝手 「淳と隆の週刊リテラシー」の魅力
「淳と隆の週刊リテラシー」(TOKYO MX)をご存じか。
政治家や評論家を招いてのトークバラエティーで25日は古賀茂明氏が出演する。久々のテレビで何をしゃべるのか楽しみだ。「リテラシー」は、スタートして1年になるが、古賀氏などいろんな人が出ている。小沢一郎氏をはじめ、イスラム国が台頭した時はジャーナリストの常岡浩介氏、今月はクリミア訪問直後の鳩山元総理など。
ほかの民放が出しにくい人を積極的にブッキングするところが売りだ(関東圏でしか見られないが、動画サイトでは部分的には閲覧できる)。
番組の趣旨は「ニュースにはこういう見方もあるのでは?」とリテラシー(理解・解釈・分析)を鍛えること。ま、ゲストのトーク(主張)に賛否はあるだろうが、ここまで言い分を好き勝手に言わせる生放送は昨今では希少価値だろう。
もともとテレビは制約が多いメディアだが、今はかなり不自由な印象。それも「ヌードはダメ」というようなバラエティーへの歯止めではなく、報道があたりさわりのないものになりつつある。「報ステ」(テレビ朝日系)は春から無難なコメンテーターが目立つし、ニュースもワイドショーも局の思惑通り話す評論家やタレントで固められがちだ。