番組“劣化”で次々低視聴率 フジテレビにつけるクスリなし?
【連載コラム 「あれもこれも言わせて」】
EXILEのAKIRA主演の新ドラマ「HEAT」(フジテレビ系)第2話の視聴率が3.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)に下がった。初回6・6%なので、いずれこんなふうになることは予想できたが、それにしても、2話にしてこの下げっぷりは凄い。
番組のサイトによると「このドラマは、総務省消防庁および東京消防庁の全面協力のもと、史上初となる消防団を舞台にしたドラマ」とある。だったら真っ向勝負で消防団を描けばいいのに、なぜ、都市開発会社のエリートビジネスマンが開発プロジェクトを成功させるために身元を隠して消防団に入団する、など余計なストーリーを入れてきたのか。
火を見たらカーッと熱くなる単純男というならまだしも、そんな複雑な役柄を“筋肉俳優”のAKIRAにやれるわけがないだろう。彼がどれだけ大根かってことは「GTO」ですでに証明済みのはず。
しかも、このドラマ、すでに映画化が決まっているとか。ドラマがヒットして映画化というならわかるが、放送開始前に映画化決定ってあまりにも無謀では。ドラマでも見ないものをわざわざ映画館に行って見るわけがないでしょ。断っておくと、制作は関テレ。フジはこの不調をモロにかぶっている格好だ。