カメレオン俳優・伊藤淳史が手に入れた“丸刈りヘア”の効能
俳優の伊藤淳史(31)が27日、主演映画「ボクは坊さん。」(10月24日~)公開決定記念トークショーに出席した。僧侶役というだけあって、袈裟に丸刈り頭を披露したのだが、これが似合うのなんのって。ヒロイン役の山本美月(24)が「かわいらしい。魅力的ですよね」と自然と手が伸びナデナデした気持ちもよく分かる。
伊藤は4~6歳の子役時代に扮した「チビノリダー」で強烈なインパクトを放って以来、映画やドラマ、舞台で活躍してきた。電車オタクも医者もチンピラも刑務官も演じる“カメレオン”俳優として評価は高いが、丸刈り頭は初披露。このヘアは「2時間半かけて作り上げた特殊メーク」(関係者)だというが、今後はこの“丸刈り”が「伊藤の武器に加わるのでは」と、コラムニストの桧山珠美氏は分析する。
「つい最近、公約を守るため期せずして丸刈りになった加藤浩次が意外と似合うと評判になりました。万年丸刈りの市川海老蔵をはじめ、加瀬亮、高良健吾、菅田将暉、松坂桃李といった丸刈りヘアを披露してきた役者に共通しているのは、頭の形や顔の輪郭がしゅっと整っていること。髪形でごまかせないぶん、持ち前の素材が問われるわけですが、伊藤もその仲間入りを果たした印象です。これまでは小柄な体形が重宝され、額面通りのどこか頼りないヘタレ役に多く起用されてきましたが、“丸刈り”もイケるとなれば、役の幅が更に広がりそうです」
坊主頭が生きる役柄といえば、軍人、僧侶、やくざ、受刑者など演じ甲斐のあるものばかり。小柄で愛嬌あふれる丸刈り俳優枠は伊藤の独壇場になりそうだ。