“画家”大宮エリーの絵描きスタイル 「酒を飲みながら…」
作家、コピーライター、映画監督、タレント……さまざまな肩書を持つ大宮エリー(40)が、「画家」として個展を開催。28日から4カ月間にわたって青森県「十和田市現代美術館」で企画展「シンシアリー・ユアーズ-親愛なるあなたの 大宮エリーより」が行われる。会期中は大宮自身が絵を描く「ライブペインティング」のイベントも。“アーティスト”大宮を直撃した。
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絵は“やりたくてやったわけじゃないけどやるハメになった”というか、ガンダムの操縦席にいきなり座らされて「はい、動かして」って言われ、困るけど戦いは始まっているからやるしかないという感じで始まりました。
2012年の体験型インスタレーション(「思いを伝えること」展)を巡回していたとき、絵画キュレーターの小山登美夫さんに「モンブラン国際賞の受賞パーティーでこのインスタレーションを使いたい」と言われて、打ち合わせに行ったら主催の方に「飾るだけじゃなくて、その場で生まれるものが見たい」と。
え、何言ってるんだろう? 打ち合わせと違う……と思ったら、「ライブペインティング的なことできないですか?」と。そこで断るといろんなことが崩れちゃうので、初めて絵の具とキャンバス買いに行きました。