「漂流教室」主演の浅野愛子 22年ぶり女優復帰決断の理由
■ヌード撮影は「泣きたいくらいでしたよ」
さて、東京・羽田生まれの浅野さんは、品川高校(現・品川女子学院高校)1年に進学した春、新宿の小田急百貨店で母親と買い物中、スカウトされて芸能界入り。「漂流教室」のヒロインに抜擢され、87年デビュー。同時にヌード写真集「夏の妹」を発売し、大いに注目された。
「会社がいろいろ考えたみたいで……。そりゃあ、ヌードになるのは抵抗があり、泣きたいくらいでしたよ。ただ、カメラマンの野村(誠一)先生が上手に気持ちを盛り上げてくださり、自然体で撮れましたね。やってよかったと思いますよ。誰でも経験できることではないので。今の体と見比べるとショックですけどね、ハハハ。『漂流教室』も芝居は初めてなのに加え、英語台本だったので、猛特訓しながらの撮影で本当に大変でした。1日に1カットしか撮影できず、ウチに帰ってベッドでワンワン泣いたこともありました」
映画「首都高速トライアル」や2時間ドラマ「安川刑事の事件簿 少女あみの反乱」(フジテレビ系)、JR東海のCMなどで活躍した。
「石原プロの方と一緒に仕事をすることが多く、あるスタッフが私に好意を寄せてくれて、20歳の誕生日に20本の真っ赤なバラの花束が、自宅にドーンと送られてきてビックリ仰天した。若き日の懐かしい思い出です」