三宅洋平氏 生ギター「選挙フェス」で改憲の危うさ訴える
心地良いギターの音色に誘われ、新宿駅西口では通行人ら300人が足を止め、候補者の主張に耳を傾けた。
参院選の東京選挙区に無所属で立候補したミュージシャンの三宅洋平氏(37)は27日、新宿駅西口で街頭演説を行い、盟友の山本太郎参院議員(41)が応援に駆け付けた。
「選挙フェス」と銘打ち、ギターの生演奏をBGMに演説する“街頭ライブ”の6日目。三宅氏は今回の参院選について、「自民党の憲法改正草案のヤバさに気づいている人と、気づいていない人との闘い」と表現。自公など改憲勢力が3分の2の議席を獲得した場合、「今の日本の民主主義は一旦終わる」と警鐘を鳴らし、その言葉をギター演奏が盛り上げた。
長髪にヒゲ面の三宅氏は、ベルギー生まれの山形県育ち。早稲田大を卒業後、2002年にレゲエ・ロックバンド「犬式 a.k.a. Doggystayle」のボーカル、ギターとしてデビューした。3年前の参院選に緑の党から比例区で出馬し、17万6970票を集めたが落選。音楽と演説の融合は若者にどこまで響くか。