バイオハザード監督 「女性と銃だけで映画は成り立つ」
1作目から15年、ついにシリーズが完結する。今週23日に世界最速で公開される「バイオハザード:ザ・ファイナル」(ソニー・ピクチャーズ配給)。全6作品の製作に関わってきたポール・W・S・アンダーソン氏(51)に思いの丈を聞いた。
「バイオハザード」シリーズは、日本のゲームメーカー「カプコン」が開発した同名のサバイバルアクションゲームを実写映画化したもの。ユニークな試みはゲームを知らない人にも支持され、爆発的人気を博した。今作で明かされる主人公アリスの出生の秘密は、1作目を製作していた時から決めていたという。
「ずっと胸の内に秘めていたものをようやく明かすことができたね。シリーズが始まった当時のハリウッドでは、女性が主人公の作品は珍しかったんだ。アクションゲームの世界と違って、アクション映画では、男性が主役になる。女性はサポートする存在としてしか描かれない。だからバイオハザードは例外的だった。でも、ジャン・リュック・ゴダールも言っているように、女性と銃だけで映画は成り立つ。このコンセプトはクールでセクシーだよね」