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二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

陰のある百恵、明るい聖子…そして明菜は「謎めいた不良」

公開日: 更新日:

 2人の仲は半ば公然になり各誌、取材にも熱が入った。麻布十番近くの明菜のマンションはオートロックで駐車場は地下。お手上げだった。「2人は結婚するかもしれない」という情報も囁かれていたが、当時のジャニーズ事務所は「結婚どころか恋愛も厳しい」といわれた時代。「ないだろう」という見方のほうが多数を占めていた。

 そんな中、起きたのが明菜の自殺未遂だった。1989年7月、六本木にあったマッチの自宅マンションで手首を切った。幸い命に別条はなかったが、留守中の彼の部屋で自殺を図ったことは何を意味するのか?難攻不落の取材が始まった。

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