田代まさし 執行猶予明け目前の覚醒剤逮捕
■2004年9月
先月17日に覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されたASKAのように薬物で逮捕される芸能人は多い。2000年9月、パンチラ盗撮で「ミニにタコができる」の言い訳が記憶に残る元ラッツ&スターの田代まさしも芸能界追放の致命傷となったのは、その後に起こした薬物事件だった。
盗撮事件後、一時活動を休止していた田代だが10カ月ほどで復帰。その後もたびたびテレビに出演するようになった。しかし、01年12月、近所の男性宅の風呂場をのぞいて軽犯罪法違反で逮捕された田代の自宅から覚醒剤が発見されて、これが薬物で最初の逮捕となった。事件を受けて所属事務所は契約を解除し、収録済みのテレビ番組も田代の出演シーンがすべてカットされ、巨額の賠償金が請求される騒ぎとなった。
この時は執行猶予付きの判決で“塀の中”には行かずに済んだ。ほどなく裏方とはいえVシネマ監督として芸能関係の活動を再開、その後はテレビへの復帰も検討されるようになった。
ところが……。04年9月20日の夜10時すぎのことだった、都内コンビニの前に車を止めていた田代の横にパトカーが止まって、警察官が「物騒な事件が多発していますので、ちょっとお話を」と話しかけてきた。「ちょっと中を見てもいいですか」と車内を調べた警官はほどなくダッシュボードからVシネマ撮影で使っていたバタフライナイフを発見。田代は銃刀法違反の疑いで署への同行を求められた。