清原事件のキーパーソン「シャブばばあ」本物は別の人物か
「『シャブばばあ』は存在する。ただ、マスコミが追っかけ回してるのはA子だろ。俺が知ってるシャブばばあとは名前が違うけどな」と、北関東の暴力団関係者は不敵な笑みを浮かべた。
清原和博容疑者の覚醒剤ルートとして、一部スポーツ紙に報じられた女密売人、通称「群馬のシャブばばあ」。
本紙記者は群馬県太田市に住む60代後半のA子を直撃したが、「密売で稼いだカネで御殿を建てた」というシャブばばあのイメージとは懸け離れていた。
清原容疑者に覚醒剤を売って捕まった小林和之容疑者(45=群馬県みどり市)とシャブばばあは親子とも一部で報じられたが、それも「ガセ情報」(県警関係者)だという。一体どういうことなのか。前出の暴力団関係者はこう言った。
「ヒントだけやる。B子だよ」
2004年に覚醒剤所持で県警に逮捕されたA子は、本紙の直撃に「覚醒剤はもう10年前に足を洗ってるのよ」などと淡々と、表情ひとつ変えずに答えていたが、記者が「B子さんって知って……」とB子の名前を出すやいなや、質問を遮るように、「名前は聞いたことがあるけど、会ったこともないし」と口ごもった。動揺した様子だ。