鳥取は予兆…M9スーパー南海トラフ地震が東京五輪直撃か

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 今月21日に震度6弱(M6.6)の地震が観測された鳥取県中部では、体に感じる地震が続いている。24日も震度3の揺れが起き、今も約3000人が避難生活を続けている。今回の鳥取地震を深刻に捉える専門家は多い。巨大地震につながる危険性が高いというのだ。しかも、最悪のタイミングで襲ってくる可能性もあるという。
 立命館大学・歴史都市防災研究所教授の高橋学氏が言う。

「鳥取地震は、あくまで西日本全域で発生している地震現象のひとつと捉えるべきです。今年4月の熊本地震、9月に連続して韓国で起きたM5クラスの地震、10月の阿蘇山の爆発的噴火……。そして今回の地震。いずれもフィリピン海プレートの圧力によって、ユーラシアプレートに歪みが生じ、内陸直下型地震となったと考えられます。これら一連の現象は『ステージ3』の前段階の動きと捉えることができます」

 高橋教授はユーラシアプレートに亀裂が生じたことで発生した1995年の阪神・淡路大震災を「ステージ1」と命名。

 ユーラシアプレートのマグマだまりがフィリピン海プレートに押され、圧迫に耐えきれず起きた36年ぶりの阿蘇山の爆発的噴火を「ステージ2」と位置付けた。現在は「ステージ3」への移行期らしい。

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