若手社員を見て思う…「店員は腰が低いのが絶対」ではなくなった

公開日: 更新日:

 その彼の未知なる実力を垣間見る出来事が起こります。ある日、例のご婦人が来店され、いつものように「今日は何をお探しですか」と声をかけると、なんと「家にエアコンをつけて欲しいんだけど」とオーダーをしたのだとか。よくよく聞いてみると、間取りは7LDKで全部で8台。しかも、「ガス給湯器やIHコンロも新調したい」のだとか。エアコンは、壁に取り付けるタイプのものだけでなく、天井埋め込み型もあり、浴室乾燥機なども含めると総額は300万円超え。もはや家電ではなく「設備」です。

 これを現金でバーンと支払っていったというからかなりの金持ちなんでしょう。この後も、冷蔵庫や洗濯機なども購入していったといいますから相当な太客ですよね。

 ひょっとすると、彼の熱心な接客は、何か嗅覚に基づいたものだったのかも。いやはや、ちょっとしたホストのような感じです。それにしても、その彼を採用した人事部はさすがです。接客業ですから昔から見た目採用はありましたが、昨今は特に顕著に感じます。そんな彼は「居心地がいいので絶対に辞めません」と話します。人材流出が叫ばれるこの業界、会社からするとありがたい人材ですよね。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    小泉進次郎氏のトンチンカンが止まらない!「大学に行くのがすべてではない」「改憲はファストパス」まで飛び出す始末

  2. 2

    悠仁さま進路先めぐる情報「根拠ない」は本当か? 秋篠宮家側近の“あやふやな説明”

  3. 3

    悠仁さまは東大志望でも…一般受験生が選ぶなら"定評ある"トンボ研究の大学は?

  4. 4

    高市早苗氏の猛追に旧統一教会が見え隠れ…熱心な信者がXで「サナエ一択」を大拡散

  5. 5

    政府また《年寄りいじめ》…高齢者医療費「窓口負担3割」適用拡大に《裏金、政策活動費を使え》批判の当然

  1. 6

    小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?

  2. 7

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  3. 8

    島根・丸山知事が小泉進次郎氏の「解雇規制緩和」に異論、“親子2代で雇用を非正規化”のド正論を裏付ける数字

  4. 9

    小泉進次郎氏「自民党総裁選3位」転落に焦り…「解雇規制緩和」事実上“撤回”の自業自得

  5. 10

    高市早苗に「総裁の品位」みじんもなし…文書郵送も裏金推薦人もわれ関せず“居直り”連発

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  2. 2

    俳優・平岳大さんが語る『SHOGUN 将軍』撮影秘話 人生とリンクする「2匹の招き猫」との出会い

  3. 3

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 4

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 5

    一門親方衆が口を揃える大の里の“問題” 「まずは稽古」「そのためにも稽古」「まだまだ足りない稽古」

  1. 6

    マチアプ使い夫婦で“美人局”…若妻との行為中に帰宅した夫が「不倫やぞ」と現金奪う

  2. 7

    真田広之「エミー賞主演男優賞」快挙でようやく“上書き”される…葉月里緒奈との泥沼不倫劇

  3. 8

    辞め女子アナ人生いろいろ…元TBS小林悠「半額の刺し身でひとり夕食」、元NHK住吉美紀「長い婚活の末に再婚」

  4. 9

    高市早苗に「総裁の品位」みじんもなし…文書郵送も裏金推薦人もわれ関せず“居直り”連発

  5. 10

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!