激戦オランダvsメキシコを台無しにしたNHKの“迷解説”
深夜にNHK中継の画面を食い入るように見ていたお茶の間サポーターは、いきなりのおとぼけ解説にみんなひっくり返ったはずだ。
オランダ―メキシコ戦の見どころについて解説者は、「今大会のオランダは、しっかり守り、ボールを奪って、そこから攻撃していくチームです」と、ボールを蹴り始めた子供でも言える当たり前のサッカーセオリーを語ったからだ。
好意的にとれば、「オランダは守備に人数をかけて、まずは堅い守備からボールを奪う。そこから、いかに前線のファンペルシー、ロッベンにスピーディーにボールを回して、フィニッシュまで持ち込んでいけるかが見どころですね」と言いたかったのかもしれないが、NHKが起用する解説者にしてはあまりにも言葉足らずだ。
そもそもオランダは守備的チームといわれているのに、1次リーグ初戦で前回王者スペインとの黄金カードでなぜ5点もとれたのか、1次リーグ3試合で10得点はなぜだったのか、視聴者はそこを知りたかったはずだが、その解説は一切なかった。
■まるで解説になっていない