ロッテ入団のデスパイネ 実働2カ月で他球団に奪われる?

公開日: 更新日:

 キューバを代表する強打者、アルフレド・デスパイネ(28)の入団が決まったロッテ関係者が複雑な表情を見せている。デスパイネは国内リーグで通算220本塁打を記録する右の大砲。かねて、「一発の打てる右の強打者」の獲得を望んでいた伊東監督にとっては、これ以上ない補強にはなった。

 16日にキューバから帰国した山室球団社長、林球団本部長もこの日、報道陣に対応して「できれば今月29日の日本ハム戦(QVCマリン)から出られれば」(林本部長)と鼻息を荒くし、今月末からスタメン起用していく方針を明らかにしたのだが、別の球団関係者によれば、「喜んでばかりもいられない」というのである。

 さるロッテOBが解説する。

「年俸7000万円のデスパイネとの契約は今季終了まで。球団はキューバ政府に対して、2年以上の長期契約を希望したが、これが受け入れられなかったそうです。来季以降の継続的な契約は明確に回答されず、どうも他球団と天秤にかけられているような雰囲気もあったようです。デスパイネが活躍すれば、来季は別の球団に移籍させる。キューバはそういうことも考えているのではないか」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束