各国から寄せ集めて観光気分 侍J苦しめた「欧州代表」の実態
観光気分。実際、オランダから来日した選手数人は3日の来日以降、たびたび銀座や六本木、渋谷に出没しては夜の東京を満喫しているそうで、イタリアの一部選手も「シブヤが気に入った。エキサイティングだね」と満足そうだ。
打線の中軸を担ったスミス(28=オランダ)、マルティネス(26=スペイン)、サムス(28=オランダ)の3人は野球で飯を食っている「プロ」だが、こちらは日本へ「就職活動」にやってきた。3番に入ったスミスは試合前にこう言っていた。
「日本相手にいいプレーをすれば、日本のチームがボクらを獲得してくれるかもしれないだろ。ボクを含めて中軸の2人は過去にメジャーやマイナーでプレーした経験があるし、日本のレベルでもやれると信じている。一本でも多くヒットを打ってアピールしたい。チームとして試合に勝つのは……難しいだろうからね(笑い)」
そんな相手にしかし、侍ジャパンは大苦戦。七回まで1-3とリードを許し、スタンドのため息を誘った。ようやく八回裏に5番・筒香(DeNA)、6番・松田(ソフトバンク)の連続適時打で同点とし、7番・雄平(ヤクルト)の中前打で勝ち越し。4-3で辛勝したが、情けないにもほどがある。