12連敗の西武にOB苦言 「学習能力ない」「悔しさ見えない」
常勝球団と呼ばれたのも今は昔だ。西武は2日のソフトバンク戦に負け、12連敗。所沢移転1年目の79年以来、36年ぶりのワーストタイ記録だ。
高卒ルーキーの高橋光(前橋育英)を初先発させたものの、四回途中5安打4失点。野手陣も、再三のチャンスを凡打で自滅し、中村の30号3ランで得点しただけだった。
36年前に西武に所属していたOBの山崎裕之氏は「選手が何も考えてないんだから当然でしょう」と、こう言う。
「調子が良けりゃイケイケドンドン。でも、大切なのはチーム状態が悪い時にいかに勝つか、です。例えば、調子の悪い打者に回ってきて犠飛なら1点入る場面の時。バットを短く持ってコンパクトなスイングで逆方向を狙えば、意外と打球は上がるものです。なのに、ブンブン振り回してしまう。同様の場面で相手が犠飛で得点しているのに、それを学んでいない。学習能力がないだけかもしれません」
さらに山崎氏が首をひねるのは、チームの雰囲気。西武は連敗中でも選手が明るく、試合前にふざけ合うことも多い。