錦織はSF進出に“黄信号” ベルディヒ下すも初戦完敗が痛手
男子テニスの錦織圭(25)が2年連続準決勝進出に黄信号だ。
ATPツアー・ファイナル(ロンドン)は17日、シングルス1次リーグA組で世界ランキング8位の錦織が同6位のトマーシュ・ベルディヒ(30=チェコ)を2-1で破り、今大会1勝目(1敗)をマーク。各組上位2人による準決勝進出に可能性を残したとはいえ、初戦でノバク・ジョコビッチ(セルビア)にストレート負けしたのが痛手となりそうだ。
この日はA組のもう1カードで世界ランク1位のジョコビッチが同3位のロジャー・フェデラー(スイス)と対戦。フェデラーが7-5、6-2のストレート勝ちを収めて2勝目を挙げ、1次リーグ突破を決めた。
同リーグ最終戦で錦織がフェデラーに勝ち、ジョコビッチがベルディヒを下すと3人が2勝1敗で並ぶことになる。
すでにセット率でトップを行くフェデラーのA組2位以内が決定。残り1枠は錦織とジョコビッチの争いになるが、当該対決を制したジョコビッチの準決勝進出が決まる。
錦織が1次リーグを突破するにはジョコビッチがベルディヒに敗れるのを願うしかない。