読むメジャーリーグ
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故障保険会社が最も警戒しているのは日本人投手
大リーグでは高額年俸選手が多いため、故障者が続出したチームは莫大なカネをドブに捨てることになる。各球団はそのリスクを軽減する目的で高額年俸選手に関しては「故障保険」に入っている。 この保険の…
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米大統領選は日本人選手に大打撃
2016年11月8日に行われる予定の米国大統領選挙まで間もなく1年となる。 当初は泡沫候補と思われていた不動産王のドナルド・トランプが過激な発言と保守的な政策によって注目を浴びる共和党の候補…
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札付き審判の素性
審判は50歳以上になると体力、視力、敏捷性が低下するため日本では定年が55歳に設定されている。しかし、MLBには審判の定年がない。そのため60代になっても居座るもうろく審判が何人もいる。その代表格が…
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ジャイアンツの青木に対する掛け値なしの評価
サンフランシスコ・ジャイアンツの番記者歴20年を超えるジョン・シェイ氏は、かつて「SHINJO」という大胆なネーミングの書籍を執筆したベテラン記者だ。地元紙「サンフランシスコ・クロニクル」で今季もジ…
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札付き解説者の「口は災いの元」
日本では野球解説者の舌禍事件はほとんどないが、米国ではしばしば起きる。とくによく問題を起こすのが次の4人だ。 ■カート・シリング シリングは通算216勝の大投手で、現在はESPNの解説者を…
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中国経済の浮沈はオーナーにとって他人事ではなくなる
8月以降、株価の乱高下や人民元の切り下げなど、中国経済の先行きに対する懸念が強まっている。 李克強首相が「最近の国際市場の混乱は世界経済の回復に不確定な要素を与え、中国の金融市場や輸出入が受…
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盗塁王は五輪100メートルでメダルが取れるか
北京で開催された世界陸上でジャマイカのボルトが100、200、400メートルリレーで金メダルを獲得。2大会連続で三冠の偉業を成し遂げた。このボルトにライバル心を抱いているのがレッズのトップバッター、…
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甲子園の炎天下の767球はアメリカなら公開処刑
「彼はまた投げているのか? これじゃまるで公開処刑じゃないか!」 98年の甲子園で春夏連覇を果たした横浜高校の松坂大輔が、夏の大会だけで767球も投げる姿を見たボビー・ローズ(当時横浜ベイス…
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こんなに違う日米の高校野球事情
米国の高校野球事情 日本と米国の野球文化には大きな隔たりがある。それがとくに顕著なのが高校野球だ。 日本と違って米国の高校ではフットボールとバスケが2大人気スポーツで、高校野球はマイ…
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野球とゴルフと米大統領
1957年6月に渡米した岸信介首相は、ドワイト・アイゼンハワー大統領の歓待を受け、60年に期限を迎える日米安全保障条約の改定の要請を受けたことは広く知られるとおりだ。アイゼンハワーが岸に対してワシン…
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プロゴルファーをサポートするMLB
MLBがサポートするプロゴルファーがいるのをご存じだろうか。 彼の名はショーン・ステファニー(33)。ゴルフ発祥の地セントアンドルーズのオールドコースで開催された先日の「全英オープン」には…
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リーグ、地区、球場・・格差はこんなにある
日本のプロ野球は 交流戦でパがセを圧倒。それによりセで勝ち越しているチームがゼロという珍現象が出現した。05年の交流戦開始以降の年ごとの成績を見てもパの10勝1敗という結果になっており、リーグ間の…
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存在感増す独立リーグ、4つの役割
日本のプロ野球では独立リーグ出身者の活躍が目立っているが、メジャーでも同様だ。メジャーリーグ側から見ると独立リーグには主に4つの機能がある。 一つはドラフトで指名されなかった逸材の育成場とい…
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簡単には進まないキューバ人選手獲得
オバマ大統領「国交回復宣言」の裏側 キューバ人大リーガーが続々誕生すると考えるのは早計だ。7月1日、米国のオバマ大統領は、20日に米国とキューバが双方の首都に大使館を再開させ、両国は1961年以来…
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ジャイアンツで経験した驚くべきデータの細分化
名門カージナルスの職員による「コンピューター・ハッキング事件」には驚いた。情報の最適化が進むこの時代、プロスポーツもここまできたかと思うと同時に、米球界で勤務していたころを思い出した。メジャーでは強…
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サッカービジネスで好対照のライバル球団
サッカービジネスを手掛けるメジャー球団は少なくない。ア・リーグ東地区のライバル球団同士であるヤンキース、レッドソックスともサッカー界に進出した代表格だ。 野球の聖地ヤンキースタジアムは今年…
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FIFAの汚職とMLBの薬物問題は根は同じ
2日、国際サッカー連盟(FIFA)のジョセフ・ブラッター会長が辞任を表明した。不動と思われたブラッター体制も、米国司法省の起訴を発端とする汚職事件がFIFA内部の問題にとどまらず国際問題化していると…
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貧乏人はメジャーリーガーになれない
大リーグのドラフトが6月8日から3日間開催される。野球は貧乏人の子供がハングリー精神をバネにスーパースターにのし上がる世界というイメージがある。メジャーのドラフトで指名される若者の多くが、ブルーカ…
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国交回復でキューバ選手も球団もウハウハ
2014年12月に米国のバラク・オバマ大統領がキューバとの国交回復に向けた交渉の開始を表明して以来、両国は関係の改善を実現するための努力を積み重ねている。 現在、キューバ人選手が国交を持た…
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大リーグではルール解釈がどんどん甘くなっている
○二段モーション メジャーは、以前は厳格で、日本の二段モーション投手がメジャーに行けばみんな違法投球になるといわれていたほどだ。2004年には、大塚晶則(当時パドレス)の脚を上げると同時に、…