しなやかな血管が命を守る
-
【肺血栓塞栓症】血の塊が肺血流を止めて突然死をもたらす
命にかかわる循環器の病気といえば、「心筋梗塞」「大動脈瘤・大動脈解離」「肺血栓塞栓症」が代表的です。「『心筋梗塞』や『大動脈瘤・大動脈解離』は聞いたことがあるが、『肺血栓塞栓症』って何?」と首をかし…
-
片足が腫れる足の静脈血栓症に気を付けろ
心臓に血液を戻す静脈には皮膚に近いところにある「表在静脈」と深いところにある「深部静脈」があります。 深部静脈のなかで血液が固まり(凝固)血栓ができることを「深部静脈血栓症」(DVT)といい…
-
米国立衛生研究所の「最高血圧120以下を目指せ」は本当か?
冬は血圧が上がり、脳卒中が増える季節です。日本の人口の3割以上といわれる血圧の高い人は、急激に血圧が上がらないよう、外に出るときや脱衣所などで注意する必要があります。 血圧を下げれば心臓や脳…
-
【アテローム血栓症】 早期発見には循環器ドックが有用
動脈硬化という言葉はご存じでも、「アテローム血栓症」という重大な病気のことはそれほど認識されていません。これは、動脈硬化があるところに血栓が出来る疾患のことをいいます。 アテロームとは、大動…
-
血管形成術の成功率は8割
手や足など末梢血管の動脈硬化が進む「末梢動脈疾患」(PAD)は、血管の詰まった部位や症状によって治療法が異なります。 下肢に表れるPADは以前、「下肢閉塞性動脈硬化症」といわれていました。下…
-
【抹消動脈疾患】 症状が出る前でも簡単な嫌なさで早期診断できる
末梢動脈疾患(PAD)は、高血圧症や糖尿病などの生活習慣病や喫煙などが原因で手足の動脈が硬く、細くなり、最後には完全に詰まってしまう恐ろしい病気です。 下肢の動脈に多く見られ、典型的な自覚症…
-
【抹消動脈疾患】 突然の手足の痛みと冷感でパニックに
血管は年齢とともにもろくなります。高血圧症、糖尿病、脂質代謝異常症やメタボリック症候群といった生活習慣病や喫煙習慣があれば、動脈壁にコレステロールなどの脂質がたまり石灰化も伴い動脈が硬化します。では…
-
【脳梗塞の発症予防】 頚動脈硬化の治療は薬より手術
脳梗塞を予防するには、首の動脈である頚動脈の状態を知る検査を定期的に受けることが大切です。血管にしなやかさがなくなれば、血液をスムーズに送り出すことが困難になり、脳や心臓などに負担をかけるからです。…