危ない 薬の勘違い
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頭痛薬を“月10回以上”飲んでいると頭痛になりやすい体に
薬局では、時に頭痛薬を毎日服用している方に出会います。私も、頭が痛い時は何事にも集中できず、痛み止めが欲しくなります。頭痛薬を毎日飲まないといけないような方は、どんなにしんどいでしょうか。 …
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災害時に必須 治療や診察で医療者に伝える“クスリの情報”
自然災害や交通事故など、誰にでも不測の事態が起こりえます。そうした時、治療や診察に当たる医療者に伝えるべき「クスリの情報」について考えてみます。 ①必要な情報…普段から使用しているクスリを正し…
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災害時にはカルテに…薬剤師が語る「お薬手帳」の重要性
熊本地震で被災された方々に心からお見舞い申し上げます。先月、薬剤師会からの依頼で、避難所での診療をする医療支援活動に参加しました。 震災後1週間も経過すると、高血圧や糖尿病などで普段から薬を…
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薬の飲み合わせ “マルチビタミン”と抗菌薬を一緒に飲むと…
健康食品には、医薬品との飲み合わせに注意が必要なものがいくつもあるのをご存じでしょうか。薬局で患者さんからよく聞くものは、「グルコサミン」「ヒアルロン酸」「マルチビタミン」「ミネラル」「ブルーベリー…
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食材やサプリメントの健康食品 薬の代わりにはならない
昨年4月に「機能性表示食品」という制度がスタートしました。特保(トクホ)や、栄養機能食品に加え、食材やサプリメントなどの健康食品に機能表示ができるようになったのです。 「血圧が高めの方に」「血…
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過剰摂取は逆効果 健康食品を安全に活用するための注意点
ここ数年、健康食品市場がとても賑わいを見せています。「少しでも健康に」「食生活が不規則だから」「薬は嫌い」など、さまざまな思いで取られている人がほとんどでしょう。そうした方々からは、「食品だから安全…
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ジェネリックと先発薬は“同じ薬”ではない
「ジェネリックに替えたら血圧が上がった」 こんな声を聞くと、ジェネリック医薬品は先発薬よりも劣っているんじゃないか――そんな気持ちになってしまいます。しかし、私はすべてのジェネリック医薬品をひ…
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薬効成分以外の違いを理解しておく
ジェネリック医薬品は、一言で言えば、先に開発された先発医薬品と「薬効成分は同じで、添加物等が異なることがある」医薬品です。そのため、薬効成分以外の部分の影響を考えなければならないケースもあります。た…
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ジェネリック医薬品は“安かろう悪かろう”ではない
ここ数年、「ジェネリック医薬品」の認知度が急速に上がりました。国の施策ということもあり、実際にジェネリック医薬品の使用率は毎年増え続けています。しかし、ジェネリック医薬品について、正しく理解されてい…
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勝手に「治った」と判断してはいけない
薬は自己判断で勝手にやめてはいけません。以前にもお伝えしましたが、たとえば抗生物質を途中でやめてしまうと、薬剤耐性菌を作りやすくなってしまい、いまは効果的な薬がいずれ効かなくなってしまう危険もあるの…
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腎臓疾患を引き起こすことも 余った薬を使うと危ない理由
使用期限の切れた抗生物質を服用すると、腎臓の疾患を引き起こすことがあります。感染症の治療などに使われるテトラサイクリン系抗生物質が古くなって変性すると、ファンコーニ症候群という重篤な腎臓障害の原因に…
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市販薬も要注意 「残った薬をまとめて飲む」は危険行為
毎日飲んでいる薬の量を、自己判断で勝手に調節するのは危険です。何をいまさらと思われるかもしれませんが、薬局では、「飲んでも効かないから追加で飲んだ」「もう治ったから途中でやめた」「前に途中でやめた薬…
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「風邪は薬じゃ治らない」のホント
薬を飲んでも病気は治りません。中には、病気そのものの原因に効く薬もありますが、その多くは「病気の症状を抑える効果」しかないのです。 たとえば風邪薬=総合感冒薬がその代表といっていいでしょう。…