「だまし犯罪百科」間川清著

公開日: 更新日:

 振り込め詐欺など特殊詐欺の昨年の被害額は約560億円。本書は、高齢者を狙い、ますます多様化・巧妙化するだましの手口を物語形式で紹介しながら、その対応策を伝授するハンドブック。

 いままでの電話機が使えなくなると言われ、リース契約をしてしまい電話機に毎月5万、5年の契約を結ばされてしまった75歳の自営業者をはじめ、注文していない商品が代金引換で届く「送り付け商法」などの悪徳手法の数々。さらに、時効になったはずの借金がわずか500円の支払いで復活してしまい莫大な遅延損害金を請求された例や、振り込め詐欺の被害者を狙い被害金回復の名目で供託金を出させる手口など。世にはびこる犯罪手口やトラブルをケーススタディー。(さくら舎 1400円+税)


【連載】BOOKレビュー

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか