統一教会に入信した飯星景子 父・飯干晃一氏の説得で脱会
―1992年10月―
桜田淳子、山崎浩子らが入信、合同結婚式参加が報じられ、騒ぎとなった統一教会。92年にはバラエティーのキャスターなどで人気の飯星景子も入信して話題になった。しかし、飯星の入信に対して父親の作家、飯干晃一氏は統一教会に対し宣戦布告。1992年10月、娘の奪回に向け、記者会見で教会側を激しく非難し、真っ向から戦いを挑んだ。
飯星に変化が訪れたのは91年夏ごろ。髪を切り、酒とたばこをやめ、さらには「作家活動に専念したいから」とキャスターを降板。所属事務所との契約も打ち切った。92年春には統一教会の行事に参加するようになり、“祝福講義”の受講も始めた。そして、桜田、山崎らの合同結婚式騒動が報じられた92年夏に行方不明となった。
「飯星は8月に行われた合同結婚式に参加する予定だったが、今年入信したばかりなので見送られた。しかし、翌年以降に参加する予定でその目玉では」というウワサも流れた。心配した飯干氏が娘の行方を捜していたところ、9月25日、「今、ニューヨークに着いたところです……今、日本で大騒ぎになっていることは知っています。迷惑をかけて本当に申し訳ありません」と、飯星からのファクスが届いた。