主演作ジワリ評価 「日本一ヅラ似合う」中井貴一が本領発揮

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 劇場のあちこちから観客のすすり泣く声が…。浅田次郎原作の時代劇映画「柘榴坂の仇討」の評判がすこぶるいい。公開日(9月20日)から現在までの興行収入は3億4000万円。

「平日の観客動員数の健闘が示すように、シニア層からの支持が高い作品。最終的にヒット作の目安とされる10億円には届かないかもしれませんが、細く長くしぶとい興行を続けていくのではないか」(映画ジャーナリストの大高宏雄氏)

 大老の警護に当たりながら、桜田門外の変でただひとり生き残った彦根藩士の物語。ひと言でいうと、地味な映画だ。2時間の上映時間、時代劇の大きな見せ場である殺陣はほとんどないし、クライマックスは柘榴坂上で主君を救えなかった武士と、その仇である襲撃犯の2人の男が対峙するシーンである。

 幕末から明治という時代の変革期に武士の矜持を持ち続ける男たちを丹念に描く。お涙頂戴のくさい演出もなければ、目が離せないケレン味たっぷりのシーンもなし。それでも、ラストまで席を立てないのは、出演する役者の演技、実力がなせる業だろう。

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