歴代ワースト3発進 大河「花燃ゆ」敗因はNHKの“番宣”か

公開日: 更新日:

 4日にスタートした井上真央(27)主演のNHK大河「花燃ゆ」。好評だった「軍師官兵衛」の後番組ということで期待されたが、初回平均視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。50年以上続く大河史上ワースト3という不名誉なスタートとなった。

 敗因はハッキリしている。「幕末男子の育て方。」といういかにもティーン向けの少女漫画にありそうなキャッチコピーを掲げたため、長年の大河ファンがソッポを向いたからに他ならない。加えて、主人公は「吉田松陰の妹」というダ~レも知らない歴史的にはほぼ無名に近い下級武士の娘。つい最近までウィキペディアにも情報がなかったぐらいだ。

 NHKは年末年始の番宣では、史実が少ないからこそ新鮮味があるとPR。純然たる本格派の時代劇ではなく、幕末版ホームドラマで、おまけに学園ドラマの要素もあるという触れ込みだった。

 出演者も豪華で実力派揃い。NHKとしては新たな視聴者層開拓を狙い、さまざまな手を尽くしたが、欲張り過ぎたのか、思ったような結果にならなかったのは残念の極みだろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲