「四季の歌」作詞の荒木とよひささんが語る“酒と音楽の日々”

公開日: 更新日:

 芹洋子の「四季の歌」、森昌子の「哀しみ本線日本海」、テレサ・テンの「時の流れに身をまかせ」など数々の大ヒット曲を生み出し、つづった詞は3000曲を超える歌謡界の大御所荒木とよひささん(71)。20代から酒豪で鳴らし、今も酒をたしなまない日はない。

 酒とのつきあいって長いよ。離婚後に熊本から上京した母は、ボクが小さい頃から銀座7丁目の「アマドミオ」ってクラブをはじめ、全部で4軒ほどクラブやバーを経営していた。だから、酒はずっと身近な存在。

 時代も大人も酒には鷹揚だったこともあって、飲酒は高校生になると半ば黙認。小遣いを握りしめて、渋谷辺りのトリスバーやニッカバーに飲みに行ってたね。

 受験シーズンになると思い出すのが、高校のスキー部の合宿。新潟の妙高高原・関温泉スキー場の旅館での打ち上げの時に、仲間5人とどれだけ一合徳利を並べられるか……って、飲み干した徳利を並べながら一晩中飲んだんだ。最後は飲み潰れて記憶が定かじゃないんだけど、50本以上並んだと思う。なんせ、徳利が旅館の在庫じゃ足りなくて、よその食堂から持ってきたぐらいだったから、かなりの量。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    落合博満さんと初キャンプでまさかの相部屋、すこぶる憂鬱だった1カ月間の一部始終

  2. 2

    “芸能界のドン”逝去で変わりゆく業界勢力図…取り巻きや御用マスコミが消えた後に現れるモノ

  3. 3

    渡辺謙63歳で「ケイダッシュ」退社→独り立ちの背景と21歳年下女性との再々婚

  4. 4

    参政党は言行一致の政党だった!「多夫多妻」の提唱通り、党内は不倫やら略奪婚が花盛り

  5. 5

    悠仁さま「友人とガスト」でリア充の一方…警備の心配とお妃候補との出会いへのプレッシャー

  1. 6

    伊東市長「続投表明」で大炎上!そして学歴詐称疑惑は「カイロ大卒」の小池都知事にも“飛び火”

  2. 7

    大阪万博は鉄道もバスも激混みでウンザリ…会場の夢洲から安治川口駅まで、8キロを歩いてみた

  3. 8

    早場米シーズン到来、例年にない高値…では今年のコメ相場はどうなる?

  4. 9

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  5. 10

    米価高騰「流通悪玉論」は真っ赤なウソだった! コメ不足を招いた農水省“見込み違い”の大罪