伝説の漫才師・浮世亭ケンケンさんが語る“失踪事件”の真相

公開日: 更新日:

 そういえば、83年、洋七とスティングなる漫才コンビを結成した時期もあった。

「スティングはネタもスタイルも全部作家が作ったもんだったから、窮屈でね。それで、2人で相談して新B&Bに戻したんです。大阪の花月に出た時は、仲間から“ものすごいツッコミのぶつかり合いやな”って感心され、三枝(現・文枝)師匠とかが舞台の袖からボクらの漫才を真剣なマナザシでご覧になってたのを覚えてます」

 その前は父親がアメリカ人の小川ジョージと浮世亭ジョージ・ケンジを組んでいた。

「組む相手が長続きしなかったのは、相方の不器用さに我慢できなかったため。で、漫才も一方的にボクが突っ込むスタイルになったんです。あれはジョージと組んでた時でした。テレビのレギュラーも持って月300万円は稼いでたんだけど、ネタを考えてるのは全部オレなのにって不満が募り、番組をすっぽかしたんです。と、駅で洋ちゃんとバッタリ顔を合わせ、説得された。だけど、ボクは頑として応じない。しゃ~ないかと洋ちゃんはあきらめ、当時の洋ちゃんの彼女の家にかくまわれました」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在