ドラマで初のバーマスター役も 中村梅雀さん語る「嗜み人生」
舞台「三匹のおっさん」の制作発表の際、8月下旬に女児出産予定が明らかになり、注目の中村梅雀さん(59)。取材の際には「東京で熊肉を食べ、熊本で馬刺しを食べたらできていた」と笑いを誘った。梅雀さん、酒好きでもつとに知られる。
父(4代目中村梅之助さん)も、祖父(3代目中村翫右衛門さん)もよく飲みましたねえ。父は若い頃に京都で勝新太郎さんと意気投合して、「よーい、ドン」でウイスキーの飲み比べをしたことがあったそうです。
祖父も酒豪でした。歌舞伎に「新皿屋舗雨暈」、通称「魚屋宗五郎」という主人公が禁酒を破って大酒を食らう演目があるのですが、これを演じるにあたって、祖父と父とで試してお芝居同様のペースで一緒に飲んだところ、大きな杯に1杯、2杯、3杯と勢いをつけて飲み干し、さらに杯を重ねても平気の平左でしたね。
そんなDNAを引き継いでますから、僕も20代はウイスキーのボトルなら1本半ぐらいは軽く空けてました。不思議なもので基本的に何でもイケるのですが、年齢とともに酒の嗜好が変わってきてるんです。