AKIRAも茨の道? “低視聴率”“打ち切り”ドラマ主役のその後
ドラマ不調の流れがここまで来たか――。AKIRA主演の連続ドラマ「HEAT」(フジテレビ系)の低視聴率が注目の的である。11日の視聴率2.8%はテレ東を除く民放のゴールデン・プライムの今世紀最低。これまで低視聴率とか打ち切りで騒ぎになった連ドラの主役はその後どうかというと、悲惨な状況に追い込まれている。
まず03年に放送された真中瞳主演の「メッセージ」(日本テレビ系)。当時はまだドラマが人気で、1ケタになっただけで打ち切りが囁かれた時代だが、「メッセージ」は6話で3.1%を記録。平均でも4%台で10回の予定が8回に短縮された。真中はこれで立ち直れず、民放での主役はなく、06年には所属事務所も辞め、09年に東風万智子と名前を変えて、2時間ドラマや連ドラのチョイ役で出演している。
04年放送の「愛情イッポン!」(日テレ系)は人気絶頂だった松浦亜弥(29)の初主演ドラマだが、2話から1ケタにダウン。5話で4.5%になり、平均でも7%超と低迷。以後、女優路線から離脱していった。「HEAT」の2.8%の前にワーストだった13年の「夫のカノジョ」は川口春奈(20)の初主演作だが、5話に3.0%を記録し、8回で打ち切りになった。