工夫と努力で1日400杯 おのののか「ビール売り」の極意語る
東京ドームの「ビール売り子ナンバーワン」として注目を浴び、グラビアはもちろん、今ではバラエティー番組やラジオ、そして女優としても活躍中の、おのののかさん(23)。売り子時代は美貌だけが武器ではなかった――。
東京ドームでのアルバイトは、19歳から3年間やっていました。
1日実働3時間で約400杯、1杯800円ですから、ざっと32万円の売り上げ。これが私の売り子時代の最高販売記録です。お給料ですか? 週3回の出勤で、7、8月は30万円ほどになりました。
でも、これだけ稼ぐって、結構大変なんですよ。まず、背負ってるビールサーバーがすごく重い。生ビール用紙コップで24杯つげるビア樽にガスボンベと減圧器、ガンと呼ばれる抽出機、その他一式で16キロ前後ありますからね。
その上、売るのに1試合、十数キロ歩かなきゃならないし、しかも、あの急勾配の観客席を上がったり下りたり。かなりの体力が不可欠です。
その点、私は小学3年から高校時代までバスケットボールの選手でしたから、普通の女子より体力では負けません。それと、売るためのコツがあるんです。販売のお仕事ですから、笑顔が一番大事ですが、ニコニコして駆け回ってるだけじゃダメ。